移住者インタビュー

娘の受験がきっかけで移住。今は高知市の地域おこし協力隊として奮闘中!

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高知市内の長浜・御畳瀬・浦戸地域の活性化に向けて様々な活動をしています。

伊藤 明子さん

  • 出身地:大阪府
  • 現住所:高知市
  • 移住年:2021年
  • 職業:地域おこし協力隊

定年後は夫婦ふたり、地方でゆっくり、のはずが……

2年前、娘の大学受験を機に初めて高知市に訪れたんですが、自分が住んでいた大阪府八尾市とまちの規模感や雰囲気が近いところが気に入りまして。自然に囲まれた中山間地域ではなく、あえて県内イチの"お街"である高知市に移住しました。大阪の街中で生まれ育ったこともあって、以前から「老後は地方でゆっくりしたいね」と夫婦で話してはいたものの……あんまり田舎だと、逆に二の足を踏んだかもしれません。

当初は夫婦で移住する予定でしたが、主人は大阪にひとり残って、定年まで頑張っています(笑) なにせ私、高知市第一号の協力隊募集というチラシを偶然目にしてすぐ、「年齢制限もないし、いけるじゃん!」と書類を送ってしまったもので。昔から、知らないことや興味をもったものに足を運んで確かめたくなる性分もあって、両親も主人も「行ってこーい」という感じでした。それに「老後の移住ってなかなか大変だと聞くし、それなら私が先に来て基盤を作っておいた方が良いよね!」「夫婦もしばらく適度に離れていた方が、また一緒に住んだ時に第二の新婚気分を味わえるんじゃない!?」とも言えるでしょう?時々大阪に帰って、主人の寂しさのフォローはしていますよ(笑)

人に恵まれた人生に"感謝"

高知の人の“おせっかい“じゃなくて”おせったい“な気さくさ、人柄の良さが大好きですね。先日も、担当地域の広報紙「里海かわら版」で取材をした時も、地域の皆さんがとにかくウエルカムで壁がないし、忙しいなか快く協力していただいて。出来上がった冊子を取材先の農家さんにお持ちしたら、「孫にも送りたい!」って最高の笑顔で仰るものだから、もうこっちもニコニコですよね。

これまでも子ども会や自治会の活動、病院や児童養護施設などの仕事を通じて人と接することを楽しんできた人生ですけど、とにかく人に恵まれてますね。そもそも高知大学の受験を勧めてくださった高校の先生のおかげで娘もキャンパスライフを満喫できていますし、大学のイベントに私も参加して若い子たちから刺激を受けることもあります。初めて高知に来た際に対応してくれた、空港レンタカーのスタッフさんのノリの良さも最高でした(笑) 感謝ばかりです。

こちらで出会う皆さんが本当に良くしてくださってるので……あ、移住前に飼っていたウサギを預かってくれている両親や、その両親の面倒まで見てくれている主人には何より感謝しています。

地域おこし協力隊と市の職員は「ひとつのチーム」

今は着任からまだ4カ月ですけど、隊員も職員の方も「ひとつのチーム」という感じです。協力隊、個人を尊重してくださるし、すごくノビノビやらせてもらってますよ。(協力隊担当の)地域活性推進課のメンバーとは今、家族よりも長い時間一緒に過ごしているので(笑)。

先日もミッションの一環で、地域おこし学校『こうちみませ楽舎』の講座の司会進行役を任されたんですけどね。ガッチガチに緊張してる中、職員の方からかけられた「最後、終われば何でもそれが正解やき!」という言葉で、どうにか乗り越えましたもん。「里海かわら版」の取材でどろめ漁の船に乗せていただいた時も、その言葉を胸にきつい船酔いをやりすごしました!

めざすのは、地域の人のための居場所づくり

人と接するのが好きなこと、子どもとたくさん関わってきた経験を生かして、地域の人が何でも話せるような居場所づくりができたら良いなと思ってるんです。もちろん今はまだ着任から日が浅く、初めてのことばかりを楽しむ毎日ですが、これから活動を通じて地域に何が必要なのかをしっかり勉強して、話し合いを通じてみんなが笑顔になれる企画を考えたいなと思っています。

※この記事は、2022年9月2日時点の情報を掲載しております。

当センターは、高知へのUIターンに役立つ最新情報を発信しているほか、各市町村で活躍する移住者のみなさんの活動も応援しています。ご感想、ご質問は高知県移住コンシェルジュまでお気軽にお寄せください。

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