移住者インタビュー

森林(もり)の担い手「りもりの人」第一号!

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「梼原令和の森林(もり)づくり協議会ReMORI」で、地域おこし協力隊として森林・林業技術を学んでいる角金玄さんを取材させていただきました!

角金 玄さん
(つのがね げん)

  • 出身地:青森県
  • 現住所:梼原町
  • 移住年:2020年
  • 職業:地域おこし協力隊(林業担い手候補生)

町の面積の91%を森林が占める梼原町。新国立競技場を設計したことでも有名な建築家 隈研吾さんが手がけた「雲の上の図書館」や「梼原町総合庁舎」でも梼原町産の木材がふんだんに使われています。
今回は、「豊かで持続可能な森林づくり」を進めるために2020年6月に設立された「梼原令和の森林(もり)づくり協議会ReMORI」で、地域おこし協力隊として森林・林業技術を学んでいる角金玄さんを取材させていただきました。


-「山奥」「秘境」「移住」でヒットしたのが梼原町

岡山県で会社員として事務の仕事をしていましたが、山登りが好きでいつかは山奥に住みたいと思っていました。2020年というキリのいい年には、自分に合った山奥に移住したいと思い、1年位は情報収集や登山がてら地域の下見に出かけていました。梼原町を知ったきっかけは、ネット検索で「山奥」「秘境」「移住」のキーワードでヒットしたから。サイトから伝わる町の取り組みや雰囲気、住まいをはじめとした移住支援の手厚さを知り、1ヶ月後には訪問していました。

(角金 玄さん)
(角金 玄さん)

Q:林業や森で働くことに興味があったのでしょうか?

先に梼原町へ移住することを決めて、仕事は梼原町に来てから考えよう、と思っていました。移住に向けて梼原町のことを知っていく中で「梼原町で暮らし、生活していくには必要な能力=林業の知識」と感じ始めていました。まさに、そのタイミングにReMORIで研修を受けることができる地域おこし協力隊の募集が具体的になり、渡りに船でした。


―「梼原令和の森林(もり)づくり協議会ReMORI」について伺いました。

梼原が梼原らしい姿を守っていくこと、それは森林を守っていくことだと考えています。現在、梼原町の林業従事者の半数が60歳以上。梼原の暮らしを持続していくためにも担い手を育てるのが急務だと考え、その人材育成のしくみとして事業者と担い手候補生を結ぶ中間組織として「梼原令和の森林(もり)づくり協議会ReMORI」を設立しました。
森の現場には、100年位かけてもやりきれない量の仕事があります。地域おこし協力隊として森林・林業技術を身に着け、3年後には個々の希望や能力に合った梼原暮らしを選択し、梼原町に根を張って過ごしてもらいたいですね。

(梼原町 森林の文化創造推進課 立道 斉 課長)
(梼原町 森林の文化創造推進課 立道 斉 課長)

-森のある町として向き合っていく

今は技術のあるプロしか森に入れていない。これからは安心して森に入ってもらえるように、森を感じてもらえる取り組みや仕掛けを行っていく。それが森をもっている町として向き合っていくことだと考えています。


Q:お二人の第一印象はいかがでしたか?

角金さん:メールや電話、初見は少しコワイ人なのかと。しかし、話し始めると優しい笑顔で、すぐに気さくで頼りがいがある方だとわかりました。
立道課長:自分の考えをしっかりともっている好青年だなっと思いました。
まったく知らない土地での暮らしを選んでくれたことと、協力隊第一号として着任していただいたことに、本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。 自分が梼原の親父になろうと決意しました(笑)


Q:現在はどのような実習をされていますか?

梼原町の事業所、川上木材で現場研修を積んでいます。川上さん父子のもとで学んでいるのですが、最初は仕事の流れに入っていくことが難しく、「見て覚える」ことに戸惑っていると息子の政志さんがフォローしてくださり、今は木の特性を掴んでうまく倒して伐採できるようになりました。思ったとおりに大きな木を倒せた時の爽快感が魅力で、毎日が楽しいです。

Q:今後の目標やチャレンジしたいことは?

木に登って行う特殊伐採の技術を修得したいです。住宅の近くにある大木を伐採するときの技術なのですが、梼原町若手メンバーの研究会「CoMORI」で休みの日に技術を磨いています。今後は修得した技術を生かして、森林でキャンプができる場づくりなどができればと思っています。


最後に移住を検討している方へのメッセージをお願いします!

何をしたいか、どんな暮らしをしたいか、が決まっていたら田舎はチャンスしかない。地域の人みんなが応援してくれる環境なので、畑で野菜を育てることも、狩猟のワナの資格を取って実地で学ぶことも、草木染めを始めることも、やってみたかったことがひとつずつ叶っています。
どんな暮らしをしたいのか、イメージすることが実現に繋がると思います。


現在、梼原町では角金さんのように「森林・林業技術者」を目指す地域おこし協力隊を募集しています。
募集ページはこちら

高知県の地域おこし協力隊
募集ページはこちら

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